りぷらす コミュニティヘルス事業

健康づくりから生まれた、
担い手育成の実践モデル。

りぷらすのコミュニティヘルス事業は、石巻市や宮城県での実践をもとに、医療・福祉専門職の知見を活かしながら、地域の人が参加者から担い手へと変わっていく仕組みを育ててきました。
この実践知を、子ども支援、障害福祉、企業のウェルビーイング、地域共生など、さまざまな領域へ応用していきます。

石巻市での健康教室。地域の参加者が円になり、両手を高く上げて体操をしている。
Field 石巻市・宮城県
Expertise 医療・福祉専門職
Outcome 参加者 → 担い手へ
Application 子ども・福祉・企業・地域
The Challenge

人を集めるだけでは、
地域の力は育たない。

健康教室、講座、イベント、研修。地域や組織では、さまざまな取り組みが行われています。
しかし、単発の参加で終わってしまう、担い手が育たない、専門職や担当者に負担が集中する、活動が継続しない。そんな課題も少なくありません。

Issue 01

参加者は集まるが、
担い手が育たない

Issue 02

専門職や担当者に
運営負担が集中する

Issue 03

単発イベントで終わり、
継続しにくい

Issue 04

つながりや役割が
生まれにくい

Issue 05

他領域に応用できる
実践モデルが少ない

Our Answer

健康づくりを入口に、人が安心して参加し、関わり、支える側へ変わっていく仕組みを育てる。

Our Practice

石巻市や宮城県で、
地域に根づく健康づくりを実践してきました。

体操教室や健康講話は、単なるプログラムではありません。人が外に出るきっかけとなり、顔の見える関係が生まれ、役割を持ち、地域の中で支える側へ変わっていく入口です。

窓際で体操をする地域の参加者たち Program 01

健康教室・体操教室

運動や健康講話を通じて、地域の人が安心して参加できる場をつくる。専門職が伴走しながら、参加者の身体機能・生活機能・社会参加を一体的に支える。

「おたからのわ 結」設立記念総会の集合写真 Program 02

住民サポーター育成

参加者が、準備・声かけ・運営補助などに関わり、支える側へ変わっていく機会をつくる。住民が立ち上げた団体「おたからのわ『結』」のような自走の動きも生まれている。

大勢の人が円になり手を高く上げている Program 03

地域団体・企業・大学との協働

地域資源と専門職の知見を掛け合わせ、継続できる健康づくりの仕組みを育てる。地域の中で関係性を結び直し、活動を続ける土台をつくる。

参加者の足元と手のクローズアップ。専門職が伴走しながら体を動かす場面 Program 04

専門職・学生のフィールド学習

医療・福祉専門職や学生が、地域の中で健康づくりと担い手育成を学ぶ機会をつくる。臨床の外側にある「地域の暮らし」を見る視点が育つ。

Project Records

事業ごとの、具体的な実績。

「健康づくりを入口に、人が担い手へ変わる」というプロセスを、私たちは複数の事業・複数の地域・複数の協働相手と、長く繰り返し試してきました。
ここでは、そのうち代表的な4つの軸を、数値とともに紹介します。

Project 01 — Otagai Karadazukuri 2014 – 2018

おたがいカラダづくり
サポーター事業

JPF助成事業として、石巻市内の仮設住宅などを中心に体操教室を立ち上げ、住民が運営の担い手へと変わっていく仕組みを4年間かけて育てた事業。

  • 体操教室 総開催回数352
  • 活動箇所(延べ)73か所
  • 体操参加者 延べ人数3,981
  • サポーター活動 延べ人数1,014
住民のみでの自主運営率 8.6% 91.8%
Project 02 — Health Supporter 〜 2025

健康サポーター
養成講座

地域住民が、体操教室の参加者から「支える側」へ変わっていくための養成講座。座学と、実践を伴うフィールド学習を組み合わせて学ぶ。

  • 累計受講者数235
  • 養成講座 開催回数29
受講後の動き 体操教室の運営や、声かけ・準備など、地域の場づくりに参画していく住民が生まれています。
Project 03 — Corporate Partnership 2024 – 2025

企業協働による
地域健康教室

日常の生活動線にある民間企業の店舗を拠点に、地域住民向けの健康教室を協働で展開。継続率と参加率の両面で、定員以上の手応えを得ている。

  • 開催拠点4店舗
  • 総開催回数(2年間)147
  • 参加延べ人数1,673
  • 新規参加者数146
定員充足率 / 自主運営率 93–105% / 100%
Project 04 — 12 Years of Practice 2014 – 2026

12年間の
地域実践と展開

石巻を起点に、宮城県内+福島の10以上の市町村でフィールドを広げてきた12年。自治体の介護予防委託、企業協働、大学・専門職団体との連携を重ねている。

  • 活動エリア10+市町村
  • 活動年数12+
  • 介護予防委託事業(丸森町)2年間
  • 下肢筋力向上を測定値で確認
石巻丸森登米岩沼気仙沼古川仙台大河原塩釜圏福島
Outcomes

健康づくりの場から、
役割と担い手が生まれています。

参加者数や開催回数だけではありません。人が外に出る、誰かと出会う、声をかける、役割を持つ、支える側へ回る ── その小さな変化の積み重ねが、地域の健康づくりを続ける力になっています。

実践年数 0+ 2014年〜現在。石巻・宮城・福島での継続実践
累計参加者数 0+ 健康教室・体操教室・養成講座・研修などへの延べ参加者
健康サポーター 受講者数 0 健康サポーター養成講座 累計受講者数
活動エリア 0+市町村 石巻・丸森・登米・気仙沼ほか、宮城+福島で展開
The Proof

「参加者から担い手へ」を、
数字で示せる事業です。

体操教室を、住民のみで運営できる比率(自主運営率)の変化です。
最初の事業期で大きく伸び、二度目の取り組みでは初年度から自走できる仕組みになっています。

Phase 1 2014 — 2018 / 4年間
8.6% 91.8%

JPF助成事業「おたがいカラダづくりサポーター」
4年間で、住民のみによる運営が常態化。

Phase 2 2024 — 2025 / 継続中
100%

企業協働による地域健康教室
初年度から、住民サポーターによる自主運営で開催。

参加者が運営を手伝うようになった
健康づくりの場が、外出や交流のきっかけになった
住民同士の声かけが生まれた
専門職が地域の暮らしを見る視点を学んだ
団体や企業との協働が広がった
参加者が「支えられる側」から「支える側」へ変化した
A Voice from the Field

数字の奥にある、
ひとりひとりの小さな変化。

私たちが大切にしているのは、人数や開催数だけではありません。
「歩けなかった人がまた出かけられるようになる」「支えられる側だった人が、誰かを支える側に回る」── そんな小さな変化の積み重ねが、コミュニティヘルス事業の本当の成果だと考えています。

Story 01 — Participant

「歩けなかった私が、
今ここにいる理由」

心臓の病気で歩くこともままならなかった女性が、地域のフィットネスに参加。半年後には初めて自分の住む区を超えて外出できるようになり、再入院ゼロを継続中。
別の参加者は、サポーター養成講座を受け、「自分が人の役に立てている」という実感のなかで、健康行動と自己肯定感の両方を高めていった。

  • 身体的機能筋力・バランス・心肺機能の改善
  • 生活の自立行動範囲の拡大、外出と社会参加の再構築
  • 心理社会的効果支援者としての役割獲得、自己効力感の向上
記事の全文を読む(note)
今日は、初めて
○○区から出てきました。
― 地域フィットネス参加者の言葉
半年前まで、自宅の中を歩くこともままならなかった方
住民サポーター団体「おたからのわ 結」のメンバー
住民が立ち上げた団体「おたからのわ『結』」
The Model

これは、健康教室のモデルではありません。
人が担い手へ変わるプロセスのモデルです。

りぷらすのコミュニティヘルス事業では、健康づくりをきっかけに、人が地域と関わる入口をつくります。最初は、体操や健康講話への参加から始まります。そこに安心できる関係性が生まれ、少しずつ準備や声かけに関わり、やがてサポーターとして誰かを支える役割を持つようになります。

つながりを目的化するのではなく、
健康づくりの実践を通じて、
結果としてつながりと役割が生まれる。
The 6 Steps

参加者から、担い手へ。
6つのステップ。

健康づくりへの参加を入口に、人は少しずつ「支える側」へと変わっていきます。
この一連のプロセスが、りぷらすの実践モデルの核です。

01
Join

参加する

健康教室や体操、講話を入口に、地域の場へ足を運ぶ。

02
Continue

続ける

顔の見える関係が生まれ、通うことが日常の一部になる。

03
Engage

関わる

声をかける、準備を手伝う、片付けに関わるなど、場づくりに加わる。

04
Learn

学ぶ

健康サポーター養成講座で、運動や声かけ、安全への配慮を学ぶ。

05
Support

支える

サポーターとして、他の参加者と関わり、寄り添う側へ回る。

06
Act

活動する

住民自らが場を立ち上げ、地域のなかで健康づくりを続ける。

Hypotheses

このモデルは、他の領域へも
応用できる可能性があるのではないか。

私たちが培ってきたのは、特定の健康教室の運営方法ではなく、人が安心して参加し、関わり、支える側へと変わっていくプロセスです。
このプロセスは、子ども支援、障害福祉、企業のウェルビーイング、地域共生、孤立予防など、他の領域へも応用できる可能性があるのではないか ── 私たちはそう考えています。
以下は、現時点での仮説と問いかけです。今後、共に試し、確かめていける協働の相手を探しています。

Hypothesis 01 — Children 01

子どもを支える
地域の担い手育成へ?

子どもの居場所、不登校支援、子ども食堂、放課後の活動などでは、継続的に関わる地域の担い手が必要です。地域住民、保護者、学生、専門職が安心して関わり、少しずつ支える側へ変わっていく仕組みを、このプロセスで試していけるのではないか —— そう考えています。

子ども食堂の担い手育成 不登校支援の地域サポーター 放課後の居場所づくり 保護者ピアサポート 学生ボランティア育成
Hypothesis 02 — Disability & Disease 02

支援を受ける人が、
役割を持てる場づくりへ?

障害や病気のある人が、支援を受けるだけでなく、地域の中で役割を持ち、誰かと関わり、参加し続けられる仕組みが求められています。体調や状況に合わせた小さな参加、役割づくり、ピアサポートの仕組みにも、このプロセスは似ているのではないかと考えています。

難病者の役割づくり 障害のある人の地域参加 当事者ピアサポート 就労前の社会参加 オンライン×リアル
Hypothesis 03 — Corporate 03

職場の中に、健康と
支え合いの担い手を育てられるか?

健康経営、仕事と介護の両立、メンタルヘルス、復職支援、若手社員の孤立予防など、従業員同士が支え合える仕組みが重要になっています。社内サポーター育成、ピアサポート、健康づくりの推進者育成といった領域でも、似たプロセスが成り立つのではないかと考えています。

職場内健康サポーター ビジネスケアラー支援 復職支援のピアサポート 若手社員の孤立予防 健康経営施策の社内展開
Hypothesis 04 — Community 04

孤立を防ぎ、地域に
関わるきっかけをつくれるか?

高齢者、子育て世帯、介護者、障害のある人、若者など、地域の中で孤立しやすい人は少なくありません。健康づくりや活動の場を入口に、人が地域と関わり、役割を持ち、支え合う関係を育てる仕組みにも、このプロセスは生かせるのではないかと、仮説を持っています。

多世代交流の場づくり 地域の見守り活動 介護者の孤立予防 住民主体の小さな助け合い 地域活動の担い手育成
Our Strengths

りぷらすだから、できること。

医療・福祉専門職としての知見と、地域に根を張った10年以上の実践。
その両方を持つ私たちだからこそ提供できる5つの価値。

01

医療・福祉専門職による
健康づくりの知見

理学療法士・作業療法士等の専門職が、身体機能、生活機能、社会参加の視点から、健康づくりの場を支えます。

02

石巻市や宮城県での
地域実践

地域の中で継続的に活動し、住民・団体・企業・教育機関と関係性を育ててきた、10年以上の実践があります。

03

参加者が担い手へ
変わるプロセス設計

単なるイベント運営ではなく、参加・継続・関与・役割化・担い手化までを見据えて設計します。

04

介護予防から地域共生まで
横断できる視点

身体の健康づくりだけでなく、孤立予防、社会参加、役割づくり、地域共生までを一体的に捉えます。

05

他領域への応用を
見据えた実装力

健康づくりで培ったモデルを、子ども支援、障害福祉、企業、地域共生などに応用する設計ができます。

Recognition & Records

実践の記録は、外にも開かれています。

私たちは、活動のなかで生まれた知見や記録を、学会・冊子・第三者メディア・公的資料を通じて、外部にも共有してきました。
取り組みが「私たちの内側」に閉じず、他の人や地域に活かせる形になっているかを、できるだけオープンにしています。

01 Academic

学会発表

第77回 日本公衆衛生学会総会(2018年)にて、地域における住民サポーター育成の実践を報告。

02 Publication

活動冊子
1,000部発行

これまでの実践を、地域・自治体・専門職と共有するための冊子を、第1版500部・第2版500部 発行。

03 Crowdfunding

クラウドファンディング
142名/753,000円

2019年4〜5月に実施。地域・全国の支援者から、活動継続のための資金とエールが集まった。

04 Field Reach

10+ 市町村での
フィールド実装

宮城県内+福島の地域で、自治体・企業・大学と連携。複数のフィールドで再現性を確かめてきた。

Collaboration

このモデルを、
次の領域へ。

りぷらすは、これまで培ってきたコミュニティヘルスの実践知をもとに、他領域への応用や共同実証、研修、モデル開発に取り組んでいきます。 すでに完成したパッケージをそのまま導入するのではなく、領域や地域の課題に合わせて、共に考え、試し、育てていくことを大切にしています。

Menu 01

モデル移転の相談

りぷらすの実践知を、自治体・企業・団体の取り組みに移転・応用するための設計支援。

Menu 02

共同実証・研究

大学・研究機関と共同で、地域フィールドでの実証や効果検証、論文化までを伴走。

Menu 03

担い手育成プログラム
の設計

参加者から担い手へ変わるプロセスを、各領域の文脈に合わせてプログラム化。

Menu 04

研修・ワークショップ

コミュニティヘルスの考え方、設計手法、ファシリテーションを実践的に学ぶ機会を提供。

Menu 05

企業・団体との
共創プロジェクト

健康経営、ピアサポート、社内サポーター育成など、組織の中に支え合いの仕組みを実装。

Menu 06

地域フィールドの設計

新たな地域で実践を立ち上げる際の、関係づくり、企画、評価指標までを設計。

Get in touch

健康づくりから生まれた担い手育成モデルを、
あなたの領域へ。

子ども支援、障害福祉、企業のウェルビーイング、地域共生、孤立予防など、
りぷらすの実践モデルを応用できる可能性は、さまざまな領域にあります。
まずは、取り組みたいテーマや課題をお聞かせください。

Who we work with
自治体・企業・団体・大学
領域や規模を問わずご相談いただけます
Process
ヒアリング → 設計 → 実装
課題に合わせて、共に考え、試し、育てます
Based in
宮城県 石巻市
全国どこでも、オンラインで対応可能です